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伊東新会長のご挨拶

 6月6日に開催されました第60回定時総会で石川会長から情報通信エンジニアリング協会会長職を引き継ぎました、日本コムシス(株)の伊東則昭です。通信建設業界のさらなる発展に微力ながら尽くしていきたいと考えておりますので、ご支援 ご協力をよろしくお願いします。

 昨今、ICTの急速な普及拡大期を迎えインターネットで、あらゆるものがネットでつながるIoTの時代を迎えつつあり、モバイル・クラウド・ビッグデータ・IoT等ICTの戦略的な活用が求められています。

 具体的には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、総務省が中心に策定したICT戦略により、国、地方、企業、個人それぞれが、ICTの恩恵を受けられるよう「無料の公衆無線LAN環境整備」や「4K・8Kの利活用」等により、世界最先端のICT環境の実現や地域の通信・放送環境の整備等による「社会全体のICT化」を推進しております。さらに、「ICTを活用して様々なモノ・サービスを繋げることで、新たなイノベーションの創出」・「LTEや光によるWi-Fi活用による、新たな街づくりの推進」等、日本経済にとって飛躍できる環境が整ってくるものと大いに期待しております。

 また、NTTの光コラボレーションモデルが本格的に始動し、さらにドコモの「+d」戦略が広く展開され、NTTグループが多種多様な企業と一緒になって、「顧客獲得競争から新たな付加価値協創によるビジネスモデルの変革」を進めることで、経済活性化と国民生活の利便性向上を目指しております。

 このように 情報通信の環境が多様化していく中、私ども通信建設業界の果たすべき役割は、安心・安全で、安定した情報通信ネットワークの設計・建設・保守・運用、更には、オフィスやお客様宅内のICT化のサポートまで一元的に提供できる「マルチな技術力」がこれまで以上に一層望まれております。

 当協会および会員会社は、お客様から「情報通信エンジニアリングのプロ集団」と認められ、施工技術の向上や施工方法の改善・改良はもとより、多様化するニーズにも柔軟に対応し、「選ばれ続けるパートナー」として、世界に誇れる高度なICT基盤の構築と情報通信の発展に貢献できるよう、努めてまいります。

平成29年6月

情報通信エンジニアリング協会 会長