情報通信エンジニアリング協会

 女 性 活 躍 推 進 [ 2015 - 2017 ]

一般社団法人    情報通信エンジニアリング協会

Information & Telecommunications Engineering Association of Japan


パワフルウーマンの矜持、ここにあり!
Archive:2015

              

首都圏開催[ ITEA渋谷本部 ]

西日本開催[ ITEA西日本事務所 ]

全国交流会開催[ ITEA東日本研修センタ ]


【 首都圏開催:2015年 8月27日(木) 】

東京・渋谷の情報通信エンジニアリング協会本部へ、協会会員会社5社の女性社員に集まっていただき、情報通信エンジニアリング企業への入社動機や仕事のやりがい、仕事で影響を受けた方、働き方の工夫、今後の目標等について語っていただきました。情報通信エンジニアリングの仕事をご理解いただくうえで参考になると思いますので、是非ご一読願います。


◇Q1.なぜ、情報通信エンジニアリングの世界を志しましたか?


「線路?って電車じゃないよね・・」
小野寺 はっきり言えば成り行きだったかもしれません。これといったビジョンがあったわけではなく、就職活動していくうちに、面白そうだなという観点から応募しました。2015年7月1日に合併してエクシオテックになったのですが、前身の池野通建に入社して、それから20何年ずっとやり続けているという感じです。入社してから、「わっ、すごいな」というのは確かに思ったのですが、線路だ、土木だと言われて、線路? 線路ってなんだろうみたいな。電車じゃないよねと。より詳しく通信についての説明を聞き、こうして通信は動いているのだということが理解でき、面白いなと思うようになりました。いろいろあっても辞めずに頑張って来られたのは、そういう興味だったかなと思いますね。
※ 小野寺 幸子(おのでらさちこ)さん
(株)エクシオテック 土木事業本部 エンジニアリング部 首都圏センタに所属。1993年入社現在、勤務地は練馬区北町の㈱エクシオテック東京テクノセンターで、NTT埼玉事業部様及びNTTインフラネット埼玉支店様から受注した地中設備の新設・撤去・補修工事等の主に設計業務を担当。

小野寺

小野寺

設計図作成のため、現場測量状況

「携帯も全然通じない場所にネット環境を私が作ってくるよ」
谷本 私の出身は香川県で、大学は高知大学ですが、すごい田舎というか、85%くらい森林地帯で、山の中に入ると、もののけ姫が出てくるのではないか?みたいなところです(笑)。私は高知の人のあったかい人柄がとっても好きなのです。お世話になった人が山の中に住んで、農業をされていたのですが、ネット環境が全くなくて、携帯も全然通じなくて、黒電話の世界で、インターネット使うのに2時間かけて麓まで下りないと、自分のことを伝えられないところです。すごく不便で、「なんとかならないかな」というのをずっと聞いていて、「分かった。私が作ってくるよ」という感じで情報通信系の仕事を目指してきました。
「停電した時にも電話がつながる仕組みを知ってる?」
上原 私は、電気電子工学科なのですが、最初は機器設計分野の就職活動をしていたのですが、あまり興味がわかず、その時に地元で情報通信関係の説明会があって話を聞いてみました。大学時代の研究はプログラミングをしていて、プログラミングは1人の戦いみたいなところがありつまづくことも多くありました。もし機器設計の分野に就職できたとしてもプログラムと同様に中身を知らないで設計をするのでは、つまづくことも多いのではないかという不安もあり、情報通信関係の仕事は現場を経験して技術を付けられるという点に魅力を感じました。1次面接に行った時に、「停電した時にも電話がつながる仕組みを知ってる?」と問われて、「電話側にも電力設備があって、それがあるから電力会社が停電しても電話がつながるのだよ」ということを聞いた時に、すごいなと思いました。携帯電話等が手放せない時代なので、それを構築できることに感動しこの業界を志望しました。
「光ファイバの接続(融着)が好き」
添田 私は大学で通信工学を専攻していたのですが、実験の授業の中で、光ファイバの融着の実験がいちばん面白くて、こんなガラスの細い線が人と人をつなぐのだと思ったら楽しく、損失を測ったりして、「おーっ」みたいになって大興奮しました(笑)。それがきっかけで希望して入ったのですが、施工事務所での研修で実際に融着の接続とかやらせてもらった時は、とてもうれしかったです。ガイハジとかではなくて、融着が好きです(笑)。安易な感じですが、縁あって入社できました。
「父も同じ業界」
神谷 私は大学時代にマイクロ波とかの研究をしていたので、通信業界に興味を持っており、就職活動をする上で、「通信」というキーワードで打って検索していました。また、父も同じ業界で働いているので、父は何をやっているのだろうと気になって、説明会に参加してみて、面白いな、私もやってみたいと思って入社しました。父には、面接受けていることも全く伝えておらず、最終面接受ける時に、「実は同じような業種を受けているのだよね」と話したら、まぁ頑張れみたいな(笑)。私も大学時代から実家を離れてしまっているので、直接、父と話したことないのですが、喜んでもらえているのではないかなとは思います。


◇Q2.入社前に持っていた業務イメージと入社後の業務内容は同じでしたか?異なるとしたら、どんな点が異なっていましたか?

「システムのエラーチェックからQC発表会の司会者まで」
小野寺 私が入社した時は、ちょうどバブルがはじけたばっかりの就職難の時期でした。どこにも就職口がなくて、必死になって探して、あーよかったみたいな感じで入社しました。(笑)。プログラミング、情報処理、SE系の専門学校に行っていたので、開発的な業務という話で入社したのですが、その当時は、単契の工程管理のタンクスというシステムのエラーチェックをやっていました。技術開発にいたので、他にはいろいろな開発物品のQC発表会で司会をしたり、学生の時にはこんなに様々のことをやることがあるとは思いませんでした。ただ1つプログラムをやっていればいいやというつもりで入ったのに、いろいろなことが目まぐるしく起こって、自分でもすごく成長した感じです(笑)。おじさま方の中に女の子1人で、そのおじさま方が、「これ打って」「はい、やって」「これやって」と指示があり、それを1人でバタバタやっていたので、自分で頑張っていると思うようにして、モチベーション保って仕事していました。思っていたことよりいろいろなことを経験させて頂きました。
「自分の会社だけで完結しない業種」
谷本 私は入社する前、エンジニアって1人で作業して何かを作り上げていくのだろうと格好いいものだという漠然としたイメージしかなかったです。実際入社して2年目からNTTコミュニケーションズさんの開発検証という形でサービスの方の開発検証に入りました。自分の会社だけで完結しない業種なのだなというところが、まず大きなイメージの差がありましたね。そこで、3~4年ずっとやってきて、1人の力では通信というのは絶対に成り立たないのだなというのをすごく感じました。いろいろなところでいろいろな人が関わっていて、絶対に1人でここだけ開発したからといって、それでシステムも通信も動くわけではなくて、土木の方々が掘って通信のケーブル通してく、電力系の人もいてくれて、機械を入れて運用保守の人がいて、全部つながってないと成り立たないのだなっていうのは大きな学びですね。周りの人とのつながりは大事だなと感じています。
※谷本 早貴代(たにもとさきよ)さん
㈱協和エクシオ、NTT事業本部ネットワークエンジニアリング本部ICTエンジニアリング部門の教育グループに所属。2011年入社主な業務は新入社員向け研修の講師や研修準備、社員に対する資格取得の推進やフォロー、研修設備と備品の整備。SDN(Software Defined Networking)について学ぶ、新規事業の獲得に向けた技術企画グループにも携わる。

谷本

谷本

社内研修講師『ネットワークとは何か』実習模様

「危険な作業も多い電力現場」
上原 現場経験をして力をつけたいという自分の希望があったので、私の場合は1カ月全体研修を受けたあと、現場の協力会社につき実際に施工を経験しました。ケーブルはこんな感じで引くのだよとか、端末はこうするのだよ、カッターで指を切らないでね、と教えてもらいながらで力をつけるような育成で、入社前のイメージ通りでした。いちばん驚いたのは、電力作業には危険な作業が多いことです。「活きたまま」と言うのですが、電圧がかかったままケーブルをつなぐという、危険な作業が多くて、緊迫感をもっての作業が多いです。電源落としたらお客様の方に影響が出るので、ひとつひとつが大切な作業で工事を無事終えたときの達成感はすごくあると感じました。
「入社し2年が過ぎて見えてるもの」
添田 最初、私も全然想像できず、漠然としたイメージしかありませんでした。私の会社は内定した後、内定者の集まりがあるのですが、そこでみんな不安な気持ちなどを話す機会があり、みんな同じ気持ちなのだなと思いました。そこからのスタートですし、1から頑張っていくのだなと思いました。当時、1カ月間は泊りで研修があり、同期とは団結力が深まって、お互いを励ましあう事で今まで頑張れたのではないかなと思います。入社後は、2年間の施工事務所での研修経験を積むことができ、穴を掘って電柱を建てたり、研修も1から行わせて頂いたので、入社前に湧いていなかったイメージが、1から全部見えてよかったなと思っています。施工事務所での所長や工事長からの安全や品質の大切さを教えていただきました。そこで、現場代理人への憧れを抱きました。
「電話工事とはどんなふうにやっているの」
神谷 私は入社する前に、「工事」といってすぐに思いつくのは、道路工事や水道工事などで、電話工事とはどんなふうにやっているのか全然想像がつかなかったです。説明会で聞いても、どう構築されているのか想像できず、気になっていました。入社してみて、実際の電話工事を見させていただいて見た目、マンホールを囲っている姿とかは道路工事などとあんまり変わらないので、日ごろ見ていた工事も、もしかしたら、あれは電話工事だったのかと思うようになり、入社してから街中歩いていて、バケット車使っている!引き込みをやっている!というのを見るようになって、今まで電話工事について全然知らなかったのだなということに気づけました。入社する前から男性社会だというのは聞いていた為、女性が少ない業界だというのは理解していましたが、数名は在籍しているのだろうと思っていました。社内研修期間は男性社員に指導頂くことが多かったため、1日男性としかしゃべっていない日もありました。帰りにふらっと寄ったコンビニの店員さんが女性でその時しか女性を話していないなと思うこともありました(笑)。


Q3.仕事のやりがいをどのような時に感じますか?


「女性が誰もやったことがないことを私はやってみた」
小野寺 土木に配属にはなったのですが、エクシオテックの女性はほぼ事務という感じでした。だから、事務全般を行いながら、工事長から言われたものを作るところから始めて、その一貫でだんだん業務を広げ、現在、土木の設計も行う様になりました。仕事については自分で勝ち取ってきた感が私は強いです。自分で工事長に「これをやらせてください」「あれをやらせてください」、「図面、書かせてください」と言ってやってきたので、それがやりがいです。女性が誰もやったことがないことを私はやってみたい、みんなやってないことをやるというモチベーションで頑張っているかなというのはあります。先駆けみたいで、私、みな一番だったみたいでした。産休取ったのも一番だし(笑)。なんでも初めてづくしな感じで頑張ってこられたのがよかったかなと、今につながっているのかなとは思いますね。
「お前だから、いいよ、やらせてやるよ」のひとこと
小野寺 女の子1人だからかわいがってもらえたというのが、私自身が仕事に対するモチベーションを保てた要因の1つだと思います。回りの方がすごくいい人たちばっかりだったというのは、感謝しても感謝しきれない感じですね。「お前だから、いいよ、やらせてやるよ」とか言ってもらえると、「頑張ります」という感じでできたことです。別の部署に異動後も経理事務やOPA等いろいろ経験させてもらいながら、技術職を目指して2級土木施工管理技士を頑張って取得し、今度は首都圏の土木部門へ配属になって、設計業務に携われることになりました。
「3000ページのマニュアルを読み込んで自ら検証し、実際に使われた時のうれしさ」
谷本 私の場合は、開発検証で機械室の中でずっとパソコンに向かっています。そういう機器を商用に入れることになる直前は、深夜まで検証して、設備が入って実際に商用で動いてるよというのを聞いた時は、いちばんうれしいですね。使ってもらえているのだなというのが、大きいやりがいですね。日々の中で「これ、谷本さんお願いするよ」とか、任せてもらえるというのがすごくうれしいです。自分の力が認めてもらえているなというのを感じます。打ち合わせから入って、ここはこういう運用だから、この辺の仕様を変えてくださいとか、全部で1000ページ~3000ページのマニュアルを読み込んで、検証項目はどういうことを見ないといけないのかを考え、検証計画を立てていくのです。絶対にここだけは外せないとか、これが起きると商用で瞬断が発生してお客様の通信止まることがないように、実際にやって結果を出して、もしバグがあればベンダーさんに連絡して直してもらうというのを繰り返しです。
「最終動作確認で無事に切り替わった時」
上原 私はお客様の負荷設備の前段階である電源を送るための設備を作っています。普通のビルであれば、停電した時にエンジン回路が回り、停電時も電気が使えるというような設備です。また、エンジンに切り替わるためにも1分ぐらいは必ず停電してしまいます。重要な設備には携帯のバッテリーのようなバッテリーがあり、その間はバッテリーにて電源を供給します。設計図面をもらって細かい配線を作り、協力会社が施工し、最後に確認試験を行います。無事動作を確認したとき、まだ少ししか携われてないですがすごくやりがいを感じます。
※上原 実結(うえはらみゆ)さん 
日本コムシス㈱ NTT事業本部 ネットワークシステム部 首都圏ネットワーク事業部門 電力担当に所属。2013年入社事業所は、神奈川県のNTTコミュニケーション横浜山下ビルにあり、神奈川全域の工事を工事長の補助者として従事しております。仕事内容は、現場調査・搬入調整・危険工程時の手順書作成・竣工書類等様々なことに携わっている。

上原

上原

上原 実結(うえはら みゆ)さん

電力室にて手順書作成の現場調査


「10年間の育成プログラムがあります」
上原 私の部署には10年間の育成プログラムがあります。1年間は現場中心で、現場を覚え、2~3年は周りに行って、いろいろな小さい工事のことを覚え、10年ぐらいたったら工事長のような育成プランです。大まかなビジョンの提示がありすごくいいプログラムだと感じています。まだまだ分からないことも多いのですがそのプログラムに沿って成長できるよう頑張りたいと思っています。
「現場の工事長に感謝され、オペレータに仕事しやすいコールセンタが構築できた時」
添田 私は施工班向けのコールセンタにいるのですが、施工班からの聞き取り(質問することによってシステムで竣工出来高ができるようにする業務)を担当しており、センタからの要望を反映し、それを施工班も言いやすくて、オペレータも質問ができるようなシステムを、自分の頭で考えて、やってみて、それが成功した時がいちばんやりがいに感じますね。工事長に感謝されたりすると、やりがいを感じますね。クレーム等含めて折り合いをつけながら、施工班あってのセンタなので、要望をしっかり聞いて、いちばんいい形にしたいと思って取り組んでいます。工事センタ、オペレータ、システム担当、いろいろなところと連携をしながら業務を進めているということで連絡取り合って、いちばんいい形に持って行くのが仕事ですかね。
「1人で車運転して5件、6件現場調査し、事務所に帰ってきた時の安心感・達成感」
神谷 私は研修中という立場で、これやって、あれやってと言われるのが多いです。サービス総合工事の設計をしていますが、「これ、1人で行ってみようか」とか、「1人で現場調査行ってみようか」と言われると、任せられているのだと責任を感じます。1人で車運転して、現場を5件、6件見て来て、事務所に帰ってきた時に、まずほっと、安心感を感じます。さらに、設計図面を書いていった後に、1つの案件を、1つ自分でやりあげて提出した時に、やりがいを感じます。自分が書いた図面を実際に施工されたところに行ったら、ここの設備を自分でやった設備だなと思えるのはすごくいいなと思いますし、後輩ができ、自分に子どもができた時に、ここ私が構築したのだよと言えるのが、たいへんやりがいを感じます。


Q4.仕事で影響を受けた人を教えてください。


厳しく指導してくれる工事長」
小野寺 いちばん影響を受けたのは工事長です。千葉土木に所属していた時の上司で、工事長の下で、怒られながら教えてもらいました。「なんだ お前、こんなこともできないのか」とまで言われて、かなり厳しい方でした。電話のとり方から何から、「お前、甘い」とか怒られたし、苦情の電話に出た時に、「なんでお前、そんなに舞い上がるのだ」ということも、言われたのですけど、苦痛にはならなかったですね。その人に認めてもらうまで頑張ろうという感覚でした。今、自分で、小野寺ですと言って設計成果品をインフラネット様に提出できるのは、その方の指導があったからかなというのはずっと思っています。よく見ていてくれて、こっちでテンパっている時は、俺もこれやるからという感じで手伝ってくれましたが、任されたことは最後までという気持ちはその時に育ったと思いますね。
「一緒に作っていこうよ」と言ってくれた上司
谷本 私の場合、客先で出会った方の言葉に一番影響を受けたと思います。私は2年目からお客様のところに派遣されて、いろいろな人と仕事しています。派遣された立場で、どうしても弱い側かなと自分で勝手に思い込んでいたのですが、周りの人は、一緒に作っていこうと感じで対等に見ていただき、「派遣とかキャリアとか、いろいろな立場の人はいるけど、上司とかに言われても自分の意見を貫き通せばいいんやで」と言ってくれた上の人がいて、自分のやりたいようにやっていいのだなということで、意識が変わりました。いきなり社内ではなくて社外でということで、吐きそうなくらい(笑)ものすごく最初緊張しましたが、対等に見てくれていたのかなと思い、今となってはありがたい話だなと思っています。
「関わってきた工事長たち」
上原 これまで3回工事長が変わりましたがそれぞれに影響を受けていると思います。また、よくいろいろな工事長見て、いいところを取って、自分のやり方を作ればいいのだよと言われています。例えば今の工事長は社員・協力会社・お客様等とのコミュニケーションをとても大切に考えていてすごく見習いたい点だなと感じています。すこしずつ自分の理想のイメージができてきたので、それに向かって頑張りたいなと思っています。
「自分の意思をぶれずに言える1年上の先輩」
添田 私が仕事で影響を受けた人は、1年上の女性の先輩です。例えば、上司に対して自分の意思とかは言いづらい場合も、それをぶれることなくおっしゃっています。私は流されちゃうので、言われると、ハッとなって言い返せない時があるのですが、その先輩は、自分の意思をちゃんと貫いて、ぶれずに言えるというのはすごいな、と思いました。さらに、女性らしい気遣いとか、やさしさとかがすごくあるので、そういう先輩に私もなれたらなと思います。
「メンター制度での面倒見のよい先輩」
神谷 こうなりたいなという先輩が何名かいらっしゃいます。私の会社ではメンター制度といって、入社してすぐの時から、先輩が1人につき1人ついて、業務以外での面倒を見てくれる制度です。制度としては1年間なのですが、終了しても相談に乗ってもらったり支えてもらっています。入社して3カ月後ぐらいに配属が決まった時には、長文のメールで温かいアドバイスを沢山頂きました。その時はぼろぼろと泣きながらメールを読んでいました。すごく面倒見のいい先輩で、会う機会はあまりないのですが、携帯、LINEで「最近どう?」とかって聞いてくれサポートしていただいております。私もいろいろな人にアドバイスできるような温かい先輩になりたいなと思っています。

※神谷 貴子(かみやたかこ)さん
㈱ミライト・テクノロジーズNTT事業本部 東日本事業部 アクセス部エンジニアリンググループに所属 2014年 入社 現在は所沢技術センタにてサービス総合工事の設計業務の研修中。マンションタイプの光の設計や純撤去工事を中心に先輩方から教わりながら設計業務に従事。

          

神谷

      

神谷

九都県市合同防災訓練における光ケーブル接続復旧訓練

 

Q5.働き方について、女性ならではの工夫をされていますか?


本井傳 働き方について、女性ならではの工夫をされていますか。例えば、プライベートと仕事を両立するための工夫や、早く帰りたい時には、早めに来て仕事の優先順位を考えて仕事をするとか、工夫されていることについてお伺いします。子育てされている間は、時間の管理が大変だったのではないですか。
小野寺 家庭は、旦那さんのお母さんがすぐそばに住んでいたので、みなお母さんに任せきりです。家庭と両立はしてなかったかもしれないですね。仕事ばっかりな感じだと、家族はたぶん思っていると思います(笑)。ただ、職場では男性ばかりなので、潤滑油になっている感じなのかな。男の方は、システム系が苦手というか、社内システムが増えてくると、「分かんない」になってしまうことが多いので、困っているなと思うと、「どうしたの?」と聞いてサポートしています。
谷本 私自身の仕事として、いまの仕事が研修担当で、新人に教えているのです。その中で、女性の目線と男性の目線というのは結構違うところがあるなと感じ、後輩の子や上の方々との会話の中で、言い方を変えています。女性の場合だったら、自分がやりがいを持ったりする時にいちばん力を発揮することが多いと思うので、その人が頑張っている過程を褒めて、こうした方がいいのじゃないとフォローしてあげると伸びます。私みたいに1人でポーンと放り投げられ、寂しい思いをしている後輩には、メール等で近況を聞いてみたりすると、「いまモチベーション下がっていたのですが、アドバイスをくれてやる気が上がりました」と言ってくれるのは、うれしいです。男性の上司の方も、そういうところを見てくれるといいなと思う時はあります。
上原 私は女性だからということはあんまりなくて、過去の工事の資料の中から似たような工事の資料を探すのに時間がかかっていたので、自分が関わった工事については、似た工事の資料がすぐ探し出せるように、分かりやすくフォルダごとに仕分けをして置いています。今回搬入するのであれば搬入の重量がいくらの表とかがすぐ出せるようにとか、材料、材料の表がどこにあるかとかすぐ引き出せるようにしています。
「自分の中で無駄がないように取り組む」
添田 私は子どもが2人いまして、まだ小さいので、なるべく残業はしないように、朝、事務所についたらすぐ何をするか決めて、なるべく早く終わらせられるよう動くようにしていています。どうしても急きょ、夕方に問題等が発生してしまったときには残業せざるを得ないこともありますが、自分の中で無駄がないよう取り組むように心がけています。

添田

※添田 さとみ(そえださとみ)さん
㈱ミライトNTT事業本部 アクセス事業部事業企画部門に所属。
2007年 入社NTTサービス総合工事ユーザ工事の竣工処理を実施する
コールセンタのマネジメント業務。全体約20名程の女性の多い職場。
施工事業所20センタやシステム担当との連携を計りながら、オペレータが
質問しやすい内容を考えたり働きやすい環境づくりを行っている。

      

添田

      

オペレーターへ追加のルール内容を説明

「家族や職場の理解」
添田 なかなか、5時や5時半で帰るのは大変ですが、自分の母親がフォロー、サポートしてくれるので、安心して仕事させてもらっています。子どもが待っているので、なるべく残業はしないようにしています。また、職場の上司やオペレータの方々にも子供の体調不良時には気遣って下さったりと、良い職場に恵まれています。
神谷 事務所で書類や図面を日ごろから整理整頓を心掛けているもの、女性ならではの1つの工夫かなと思います。事務所に入ったときに、散らかっているよりはきれいな方が気持ちいいなと思うので、なるべく心がけています。



Q6.これからの目標?


「土木の監理技術者を目指しています」
小野寺 現在、1級の土木施工管理技士の資格を取ることを目標にしています。落ちてばっかりなので、今度こそはと思っているのです。監理技術者になれれば、工事にも従事できると思っています。いま監理技術者が足らない状況なので、取得できれば仕事の受注も増えてくると思います。1級ですと、今度点数にも反映されるので、1点でも多ければ会社への貢献ができると思っています。
「エンジニアになるための試練」
谷本 これからの目標なのですが、私はネットワーク系のエンジニアなので、ネットワークスペシャリストを10月に受けようと思っています。10月から場所、配属が変わり、客先のほうに出ることになっています。今度は、8人くらいの大所帯で、先輩の下についてやれるという形なのですけど、かなり忙しいようです。上司からは、入社から10年たつ前に、1度相当ものすごく忙しいところで大変な思いを経験しておかないと、この先エンジニアとしてやっていけないからと言われました。そういうチャンスを与えていただいたと思っているので、1度飛び込んでみようかなということで、新しいところで頑張りたいと思います。
「工事長を目指しています」
上原 目標としては、現場で小さい工事を任されて、全部一通りやってみたいという希望があり、最終的にはいろいろな工事を任せられてもらえたらと思っています。
「目指すは現場代理人」
添田 直近の目標は、各施工事務所のサポート業務に携わっているため、マネジメントとしてはオペレータのマルチスキル者を育成し効率化や施工事務所の負担軽減につなげていきたい。また、現在は6歳と3歳の子供がおり、まだまだ手がかかる年頃だと思っています。子育ては“一時的”ととらえ子育てと仕事の比重を変化させながら今後は設計や積算の経験を経て「現場代理人」を目指していきたい。(注:現場代理人とは・・・注文者との請負契約において、受注者としての立場の請負人の契約の定めに基づく法律行為を、請負人に代わって行使する権限を授与された者)

「これだから女の人はダメなんだよ」という言葉を絶対に言われたくない
神谷 私は今、同じアクセス部に配属された同期の男性と同じように研修をしています。聞けるのは今のうちだと思うので、1つでも自分の身になるように吸収して、自分がもし工事長や管理者の立場になった時に、「これだから女の人はダメなんだよ」という言葉を絶対に言われたくないなと思うので、男性に負けないように頑張るのが目標です。


Q7.学生の皆さんへのアドバイスは?


小野寺 土木は大変そうなイメージがあるのですが、覚えていくと技術的にも面白みが出てくると思うので、自分から挑戦していく気持ちを忘れないでほしいと思います。ここまでで終わりとかではなくて、もう1歩踏み出したらどうなるのだろうというのを考えてほしいかなと思います。
谷本 自分のやりたいことやものを見つけられる人は見つけてもらい、興味のあることに進んでもらった方が、後々いいかと思います。今のうちに自分のやりたいこと、どういうところにやりがいを感じるのか、見つけて突き進んで欲しいです。
「電力に興味がある女性を募集しています」
上原 私はいま電力の女子を募集しているので、入ってきたら親身になって教えます(笑)。大変な部分もありますが基本的には技術として知っていれば、女性でもやれる仕事だし、やりがいもとてもある仕事だと思うからです。でも、興味がないと大変だと思うので、興味がある人は是非挑戦してほしいです。
添田 女性が少ない業界だと思いますが、男性だけでなく女性も活躍できる業界で働きがいもあるので、ぜひ興味がある人は挑戦して欲しいです。
「入社した後の充実した研修体制があるから心配ないで」
神谷 電話工事関連の業界について、最初から無理だなと思わずに、入社してから勉強することがいっぱいあって、そこで覚えていくことが多くあるので、ちょっと面白いなと興味を持ったら入ってきてほしいと思います。入社した後の研修体制がしっかりしているので、今なにもわからなくても大丈夫かなと思います。
【 司会・進行 】※本井傳 伸栄(ほんいでんのぶえ)さん
情報通信エンジニアリング協会 東日本研修センタ アクセス部門に所属2006年 入社 情報通信エンジニア協会 アクセス部門 女性初のインストラクター。㈱ミライトから今年3月より情報通信エンジニアリング協会にて従事。色んな会社の方々と触れる機会や色んな業務を経験させて頂ける為発見や驚き、チャレンジの毎日。    

本井傳

    

本井傳

      

公開講座インストラクター光ファイバの仕組みについて説明模様